Full Mouth Reconstruction

嚙み合わせ治療

噛み合わせはお口全体の健康を支える土台です

「噛み合わせ」というと、単に上下の歯がどこで当たるかをイメージされる方が多いかもしれません。しかし実際には、噛み合わせは歯だけで決まるものではありません。歯が生えている上下のあごの骨は左右の顎関節によって頭蓋骨とつながっており、その周囲には咀嚼筋と呼ばれる筋肉が存在しています。つまり歯・顎関節(骨)・筋肉、これら三つが調和してはじめて、快適に噛める状態が維持されます。どれか一つでもバランスが崩れると、顎が疲れる・顎が痛い・口が開けづらい被せ物が何度も外れる・歯が欠ける・歯が異常にすり減る・噛む場所が定まらないといった様々な症状が現れることがあります。
  • 噛み合わせは年齢とともに変化します

    噛み合わせは一生同じ状態ではありません。生まれつきの歯並びや骨格の影響はもちろんですが、歯ぎしりや食いしばり・虫歯治療による歯の形態変化・被せ物や詰め物の増加・歯のすり減り・歯の喪失・入れ歯の使用など、長年の変化が少しずつ積み重なることで、噛み合わせは変化していきます。特に歯を失ったまま放置した場合や、全体的に歯が摩耗している場合には、上下の顎の位置関係そのものが変化してしまうこともあります。
  • 症状の原因が「噛み合わせ」にあることがあります

    歯が痛いから虫歯とは限りません。被せ物が何度も壊れる方や、特定の歯だけに負担が集中している方では、原因が噛み合わせにある場合があります。また、顎関節症・歯の破折・インプラントや被せ物のトラブル・歯周病の進行などにも、噛み合わせが影響していることがあります。もちろんすべての原因が噛み合わせではありませんが、お口全体を長期的に安定させるためには、歯一本だけではなく全体のバランスを確認することが重要です。
  • フルマウスリコンストラクション(咬合再構成)とは

    全体的に歯が失われている場合や、噛み合わせが大きく崩れている場合には、部分的な治療だけでは十分な改善が得られないことがあります。そのような場合に行われるのが、フルマウスリコンストラクション(咬合再構成)です。これは一本の歯だけを見る治療ではなく、お口全体を一つの機能単位として捉え、矯正治療・被せ物治療入れ歯治療・インプラント治療などを組み合わせながら、噛み合わせそのものを再構築していく治療です。例えるなら、一本の木を治療するのではなく、森全体のバランスを整えながら育て直すような治療といえるでしょう。
  • 補綴専門医による総合的な治療

    噛み合わせ治療や咬合再構成は、歯科治療の中でも特に専門性の高い分野です。当院長は、被せ物・入れ歯・インプラントなどを専門的に学ぶ補綴歯科学分野において、日本補綴歯科学会専門医の資格を有しています。「何度治療しても同じ場所が悪くなる」・「噛みにくさが改善しない」・「将来を見据えて口全体をしっかり治したい」、そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。